ビオトープの春

 雪がとけて春になって命の息吹があちらこちらに見られるようになります
初めての春の息吹は黄色い花,黄色いマッチ棒の固まったようなサンシュの花から始まります。
サンシュユ(ミズキ科ミズキ属)
花期3〜5月初旬
マンサクと並び春の始まりを告げる花です。色は黄色。
まち針をたくさん刺したような花の形です。
2008/04/08
 
 サザンカ(ツバキ科)
花期11月中旬から4月中旬
11月から花が咲き始めまだ花を咲かせています。
ビオトープで唯一冬に咲く花,春も楽しませてくれる花です。
2008/04/08
 
ハクモクレン(モクレン科)
花期4月初旬から4月下旬
もう少しで花が咲きそうです。
2008/04/08

連続で記録してみました。
2008/04/15〜2008/04/21



花を拡大しました。
2008/04/21


花びらが散り中心にはめしべが残っていました。
2008/05/09
 
 
 
 ボケ(バラ科)
花期4月初旬

 名前は良い響きではないですが,とてもきれいな花が咲きます。花びらの表面は,日にあたるとキラキラ輝きます。
 よく見ると幹に小さなとげのようなものがあります。バラ科だからでしょうか。つぼみが今にも開きそうです。(2008/04/15)

 咲きそうでなかなか咲きませんでしたが,やっと開花しました。
2008/04/21
 
 
 
ユキヤナギ(バラ科) 
花期:3月下旬〜4月上旬

 バラ科なので花びらの形はバラに似ていると思います。しかし,花びらをよく見るといろいろな形があると子どもたちが教えてくれました。花びらの先が丸いものと切れ込みがあるものとがっているもの等があります。
 満開になると,木の上に雪が積もっているように見えます。だから,雪やなぎ(ユキヤナギ)と言う名がついたのでしょう。
 
 
ツバキ(ツバキ科)
花期:5月

白やピンクの色の花が多いのですが,学校に咲くのはピンクの八重咲きです。(2009/05/01撮影)
 
オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)
花期:3月下旬〜4月上旬

 春の訪れをいち早く伝えてくれる植物です。花の形が犬のふぐり(陰嚢)の形に似ているから,その名がついたそうです。きれいな花なのに何となくかわいそうな気もします。
 
 シロツメクサ(マメ科)
別名:クローバー

 四つ葉のクローバーで知られる植物です。
 
ヒメオドリコソウ (シソ科)
花期:3月下旬〜4月上旬

 春を告げる植物の一つです。原産はヨーロッパ。帰化植物です。
 
ナズナ(アブラナ科)
花期:3月下旬〜4月中旬

別名:ペンペン草
 花の下に付いている果実が、三味線のバチによく似ており、三味線を弾く擬音語がペンペンであることからペンペン草と呼ばれるようになったと言われています。
 春の七草にも入っています。
 
カキドオシ(シソ科)
花期:4月

 どこの道ばたにも見られる紫色の花をつける雑草のなかまです。薬草としても使われることがあるそうです。
(カキドウシと表記されているものもあるようです。)
 
キケマン(ケシ科キケマン属)
花期:4月下旬

 平野部にはあまり見かけない,少し高い山にある植物です。きっと種が竜山川にのって流れ着いたのでしょう。
 
クレソン(アブラナ科オランダガラシ属)
花期:5月下旬

 水路にはクレソンが見えます。クレソンは,カワニナのえさとなり,カワニナは,ホタルの幼虫のえさになります。今年は,ホタルが飛んでくれるのでしょうか。